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こんにちわ(^○^)
結局今シーズンの出撃は1回となってしまいました…。
コロナやら、仕事の関係やらで色々あったので仕方ないですね。来年は最低でも3回くらいは行きたいものです。
さて話は変わって、今回はある目標ができましたよというお話。
キャンプが趣味になって、アウトドアショップに勤務するようになって、前職時代には経験したことのないものが色々と見えてきましたし、色々な人と出会うこともできました。
より、アウトドアの世界の中で食っていきたいという気持ちが高まり、「ガイド」という仕事に非常に興味を持つように。
色々と調べた結果「北海道アウトドアガイド」という資格取得を目指すことになりました!
そして今回は、その資格の前哨戦とも言える、「北海道アウトドア検定」という試験を受けてきましたので、どのような資格なのか、どんな勉強をしたのか、どんな試験だったのか、などなどご紹介していこうと思います!
目次
北海道アウトドアガイドとは?
そもそも「ガイド」って何?
「ガイド」という言葉すら聞いたことがない、という人は少ないと思います。
が、「ガイドって何?」と聞かれたら、なんとなく説明に困るという、ボヤ〜っとしたイメージがあるかもしれません。
かくいう私はまさにそれでした(笑)
「ガイド(guide)」の日本語訳は「案内」です、そこから派生して「案内する人」という意味もありますね。
修学旅行なんかの、バスガイドさんをイメージすると理解が早そうですね。
私が目指しているのは「アウトドアガイド」ですから、アウトドア活動をする人(もしくは、したい人)の案内をすることがガイドとしての役割になります
アウトドアガイドを目指す理由
知らんわ!という声も聞こえてきそうですが、私がアウトドアガイドを目指す理由は単純です。
「一人でも多くの人に自然の中で過ごす素晴らしさを知って欲しい」
「自然を楽しむためにはルールがあり、それを一人でも多くの人に知ってもらって、大好きな自然が壊れることを防ぎたい」
大雑把に言うとこんな感じです。
私がなぜ、こんなブログを書いていて、自然を愛するようになったのか、毛ほどでも興味がある方はプロフィール欄をご覧ください(笑)
はじめまして^_^ なかしゅ と申します。 キャンプ関連の個人ブログになりますよ〜。 ただ、北海道(特に道北)は冬場にファミリーキャンプができるほど甘くありません! →もちろん、やってる人もいるけどねw & …
アウトドアガイドにも、アマとプロが存在する
一口でアウトドアガイドと言っても、いろんな人がそこに該当するでしょう。
例えば、キャンプ初心者の友人家族と一緒にキャンプ場に行って、あれこれ手伝ってあげながら、キャンプの楽しさを教えてあげるというのも立派な「ガイド」であると言えますし、自分の趣味である登山に、友人を連れて行ってあげる、というのもまた「ガイド」と言えます。
その一方で、「北海道最高峰、旭岳登山ツアー」みたいなものに参加した時に、動・植物の説明や山の成り立ち、地形の説明、足の動かし方なんかを教えながら、お客さんを案内するという「ガイド」の仕事もありますよね。
そこの明確な違いは「お金という対価」を頂いているかどうかということ、つまりプロかアマかの違いということです。
北海道アウトドアガイドはプロとして活動可能
「アウトドアガイド」という仕事は、プロとアマの境界線が非常に曖昧のようです。
なぜかというと、その場所に詳しく経験がある程度あれば、特に資格を有していなくてもお客さんから「お金」をもらって案内することができるからです。
ただ正直、それをプロと呼んで良いかどうかは微妙なところだなと、個人的には思うところ。
ただし、アマであろうがプロであろうが、「対価」を頂いている以上は責任は必ず発生します。2009年には大雪山系トムラウシ山で遭難事故が発生し、業務上過失で書類送検されています(不起訴処分)
「北海道アウトドアガイド」とは、プロのガイドとしての知識を筆記・実技試験で審査し、北海道知事が北海道のガイドとして認定(知事が認定するのは、日本唯一)する資格制度。
北海道アウトドアガイドには、「山岳(夏山→冬山)」「自然」「カヌー」「ラフティング」「トレイルランディング」の5種類があって、私が今後目指していくのは「山岳」と「自然」の2種類です。

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北海道アウトドア検定とは
北海道アウトドアガイドへの第1歩

北海道アウトドアガイドに認定されるためには、いくつか段階を経ていく必要があります。
その第一歩の検定(試験)が「北海道アウトドア検定」。
基礎分野と応用分野の両方の筆記試験に合格できれば、次のステップに進むことができます。
ちなみに、基礎編に関しては「北海道アウトドア講習」という講習会に参加すれば、免除。
→4,200円はかかるけど、極力勉強したくない人はこれでもいいかも(笑)
試験は例年、札幌と釧路で年2回ずつ開催されるので、受けるチャンスは限られます。
テキストでひたすら勉強
勉強方法は?というと、上の写真のテキストをひたすら読み込むしかありません(^◇^;)
問題集があるわけではないので、本当に読んで覚えるだけ。
どんな問題が出るのか、傾向すらも全くわからないため、結構キツかった。
ちゃんと勉強したのなんて、6年くらい前に前職時代でとったファイナンシャルプランナーぶりかも(笑)
ただ、アウトドアに興味がある人とかにとってははとても役立つ内容が書いてあるし、北海道の歴史やアイヌの人々の文化や歴史なんかも書いてあるので、読み物としては非常に面白かったと思います〜。
いざ試験へ!どんな問題が出るのかもちょっとだけご紹介!

試験会場である、札幌のかでる2.7。
どんな問題が出るかもわからず、さらには試験日の前の1週間で体調を崩して勉強不足。
正直、「落ちてもしようがないなあ、傾向だけでもわかれば」と思って受験しました。
ちなみに、解答用紙はもちろんのこと、問題も回収されてしまうため、自分がどこで間違ったのか答え合わせをすることもできません(^◇^;)
そこまで問題のレパートリーが多くないのだろうと思います、その対策でしょうね。
自分が覚えている範囲で試験のご紹介
上に書いたように、問題用紙が回収されてしまうため、一言一句全く一緒と言うことではありません。試験の内容の雰囲気が伝われば良いなと言う感じですので、ご了承くださいませ〜
基礎分野
○×式が大半、あとは四肢選択(4つの中から1つ選ぶ)が4問。
問題の内容は、結構嫌らしい感じでした(笑)
特に数字に関しては、かなりしっかり覚えておかないと厳しいです。
- 北海道には7つの国立公園、5つの国定公園、12の道立自然公園があり、それぞれ特徴的で優れた自然景観を持ち、後世に向けて大切に守られている。→正解は × 国立公園は7つではなく、6つ
- 北海道では現在までに87種類の野生哺乳類が確認されており、そのうち陸棲哺乳類が30種、海棲哺乳類が57種類である。陸棲哺乳類のうち、カワウソとオオカミの2種は絶滅した。→正解は × 陸棲57種と海棲30種が正しい数字
- 食用キノコとよく似ていて見分けがつきにくい有毒きのこに夜食中毒事件も毎年発生しているため、自分の知っているキノコだけを採取すべきである。→正解は × 精通している経験者の助言と判断を仰ぎ、絶対に自己判断はしない
- ボーラインノットは作った輪が縮まらないので、ボートを繋いだり、支点にロープをかけるときに多用される →正解は ○
応用分野
記述式(300文字)が1問、そのほかは全て四肢選択。
基礎と同じく、これまた嫌らしいものが多い!
かつ、出題範囲が基礎より遥かに多い上、法律関係のことまで出るので、気合入れて勉強しないと厳しいです。
- ガイド中に事故が発生しました。その後の対処の流れを300文字程度で書きなさい(記述式、部分点あり)
- 天気記号◉は以下のうちどれか 1 晴れ 2 曇り 3 霧 4 雨 →正解は3の霧
- 以下のアイヌ語の意味で合っているものを選びなさい 1パンケ:上流の 2ペンケ:下流の 3ワッカ:水 4オタ:川 →正解は3のワッカ:水。稚内(わっかない)という地名は、ワッカ(水)ナイ(川)からきているそうです、正確にはヤム(冷たい)ワッカナイだそうです
- 北海道は亜寒帯に属しており、その定義は最も寒い月の平均気温は−3°C以下である。1日の最高気温が0°Cを超えない真冬日も、本州と比べて北海道ではきわめて多いのが特徴である →正解は ○
- 亜寒帯である北海道の年平均気温は、10〜15°Cのところが多く、本州の温帯地域とは約10°C近い差がある。→正解は ×。年平均気温は5〜8°C
なんとか合格しました〜!!
結果発表までの1週間半は気が気じゃないw
なぜかというと、思っていたよりもできた気がしていたからです。
落ちてもしょうがないと思って受けていたにしては、なんかできた気がする…。
人間、欲が出るとダメですね(^◇^;)
HP上で、自分の受験番号を見たときは、大学受験の時くらい喜びました(笑)
その後、合格証が自宅に届き、次のステップである「北海道アウトドア認定試験(筆記)」の案内も同封されておりました。
まとめ
誰が興味あるんだよ!
というツッコミが聞こえてきそうですが、資格社会の日本においては、あるとないとでは説得力が違うと思います。
すぐにお客さんを連れて山に入ろうという気は更々なく、取れるときに資格だけはとっておいて、将来的にそういう活動もできたら良いなと思う今日この頃。
かなりラッキーが重なったおかげで、試験に1発合格できたので、次は2月の認定試験(筆記)に向けて頑張っていきたいと思います!
突然のコメント失礼します。アウトドア講習を受講して、アウトドア検定を受けようと思っているのですが、動植物などの名前やアイヌの地名など、細かく覚えた方が良いのでしょうか?問題集や問題の情報がほとんどないので困っています。
差し支えなければ勉強方法教えていただけますか?
こんにちわ、コメントありがとうございます^_^
アウトドア講習を受けてということは、応用試験だけの受験ということで間違い無いでしょうか?
細かく覚えた方がもちろん良いとは思いますが、動植物は北海道の固有種・絶滅危惧種などは確実に出題されると思います。
アイヌ語に関しては、正直どれが出るかわからないので、有名どころの地名と紐付けて覚えると良いですよ。応用テキストのP59〜60の表は丸暗記に近いくらいですね。
本文にも書きましたが、基本はテキストを何度も読み込むしか、方法はないと思います。
お近くに試験を受けた方がいらっしゃれば、その時どんな問題が出たか聞いてみるのは良いでしょうね、なんとなく雰囲気がわかるので。
他にも何かご不明な点があれば、お気軽に聞いてくださいね!
お勉強頑張ってください!
お忙しい中、ご返答ありがとうございます。
まだ試験まで少し時間があるので、勉強頑張りたいと思います!
ありがとうございました!