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こんにちわ^_^
すっかりご無沙汰しておりました(汗)
どうも秋はテンションが下がるというか、なんというか…。
さて、今回は新たに始めた趣味であるスノーボードのお手入れのお話。
自分のスキー板さえ持っていなかった学生時代(基本兄のを借りてました)では考えられないお話ですが、今のお仕事を始めて早3年。
道具の手入れって大事ですよね(笑)
お店では、お客様の板をお預かりしてワックス作業なんかもするんですけど、今ではパッと見でどういう状態なのか、どんな作業が必要なのかも分かるようになってきました→エッジはアタリを補修する程度…。
大事な板を長持ちさせるためにも、ワックスがけは重要です!
「買ってから一度もかけたことない」なんてお客さんもいらっしゃいますが、「これは…。1回では正直厳しいな…」という状況になってしまっている板もあります…
というわけで、今回は備忘録も兼ねて、地元旭川のブランドである「FIELD EARTH(フィールドアース)」さんの板とワックスを使って、スノーボード(スキー)のワックスの方法を書いていきたいと思います!
ちなみに「ホットワックスはちょっとハードル高いかも…」という方はぜひこちらをご覧ください
こんにちわ^_^ 昨年と比べると、雪の振り方もかなりマシな旭川。 近隣スキー場も次々とオープンし、今年こそデビューしたいと目論んでいる「旭岳ロープウェイ」もついにオープン! 今シーズンはすでに2回の出撃という、初心者にし …
目次
YouTube編〜サクッと手順をご紹介!
ものすごい素人編集ですが(笑)
よければご覧ください
ブログ編〜力加減なんかも細かく紹介!
板の状態を見てみよう!
まずは板のチェックから。
ソールと呼ばれる板の裏面を見てみます。
ご覧のように、細かい線傷が入ってますね〜。
こういう細かい傷もホットワックスをかけることで目立たなるし、いつの間にか消えていきます。
さらに、ちょっと分かりにくいかもしれませんが、赤マルで囲った部分。
ターンの際に1番荷重がかかる部分なので、ここが1番ワックスが剥がれやすく、且つケバ立ちやすいところです。
こうなってくると、ホットワックスのかけ時ですね。
ちなみに、ソールを触ってみて「ザラザラする」などの場合には一度ブラシをかけたり、汚れがひどい場合にはクリーナーをかける必要があります。
→ちなみにウチはクリーナーをソール面に使うことはほぼありません、汚れがひどい場合はホットワックスで一度クリーニングするので。
ワックスを選ぼう!
次に、入れるワックスの種類を選びます。
固形のワックスもいろいろな種類があるので、何がなんやらわからない…。
となる方も多いと思いますが、基本は温度で選ぶのが簡単です。
自分の滑る地域の気温で選ぶのが良いでしょう。
ウチは北海道の寒い地域なので、上の画像から言えば
- 12月・3月はピンク(−2℃〜−10℃)
- 1月・2月は緑(−8℃〜−20℃)
みたいな感じですね。もちろん標高の高い・低いでも調整しますし、その日の気温によって決めてますが、個人的にやる場合には、ざっくりでも良いと思いますよ〜。
ワックスをたらして、のばす
ここに関しては、色んなやり方がありますから「これが正解!」というものは無いと思ってます。
ソール面の汚れを取りつつ、ワックスで保護して、染み込ませる。
この一連の流れが出来ればOKなんじゃ無いかなと。
では実際にやっていきます!
1〜アイロンを用意
注意点は温度を上げすぎないこと!
この写真のアイロンは年代物なので書いてありませんが、最近のアイロンは温度表記されているものがほとんどなので、各々のワックスの最適融解温度に合わせましょう。
2〜ワックスをたらす

アイロンをちょうど良い温度に設定すると、ポタリポタリと一雫ずつ落ちてくれるので、均等にたらすことができます。
アイロンとの接触面の面積を減らすと、コントロールしやすくなります!
→平面をベタっとつけるのではなく、なるべく点で接するように
ワックスの乗せ過ぎも防止できるし、何より節約になりますよ!
ちなみにアイロン温度が高すぎると「ダラーっ」となるので、温度を下げてください。
3〜ワックスをのばす
アイロンを使って、先ほど垂らしたワックスをのばしていきます。
この際の注意点は、なるべく同じ場所を何度もアイロンで往復しないこと!
温度が高くなりすぎるとソールを傷める可能性があります!
4〜ワクシングペーパーで余計なワックスを拭き取る
50枚入りで700円くらいだったかな?1枚でスノーボード1本分といった感じです。
個人的には、TOKOのペーパーが硬さ的に好みですが…。
アイロンとソールの間にペーパーを挟んで
ゆっくり滑らせるだけ
ペーパーをかけることで、ソールの汚れも取れるし、余計なワックスも拭えるし(次の工程でゴミが減る!)、ゆっくりじんわりソールにワックスを浸透させることができるので、まさに一石三鳥!
完成!
そこまで力を入れて押し込む必要は無いと思ってます。軽く押さえつける程度で
スクレーパーでワックスを剥がす
肯定的にはあと半分です!
スクレーパーという、定規のようなプラスチック板で、ソール面のワックスを削り取っていきます。
ノーズと呼ばれる板の先端から、テール(板のお尻部分)にかけて、板を押し付けるようにワックスを剥いでいきます。
注意点として、たまに角度を逆でやる方がいますが、それは流石に間違いです!
下の写真で言うと、左から右に進んでいくのが正しい角度です。必然的に、左がノーズ・右がテールです。
ちなみに、この「白いポヤポヤ」がワックスの削りカスです。
ワクシングペーパーなしでやると、このポヤポヤが大量に出るので、掃除がめんどくさいです(笑)
- ある程度の力を入れないと削れません、かといって力を入れすぎるとソールまで一緒に削り取ってしまう可能性があります。
- イメージで1番近いのは、「肩揉み」くらいの力(伝わるかな?w)体重をかける必要はありませんよ!
完成形がこちら
まだまだ、余計なワックスが残っているので、次の工程です!
ブラシをかける
1〜ナイロン製のブラシ
スクレーパーで削りきれなかったワックスをこそげ落としていきます。

トコ スキー スノーボード ブラシ ナイロンブラシ 5545245 TOKO
こちらも、ノーズからテールにかけて、磨き上げていきます。
ここではしっかりと体重をかけて、全身を使ってブラッシング!
→板がたわむくらい
2〜馬毛ブラシ
同じく、ノーズからテールの方向にブラッシングしていきます。
この辺りから、艶が出だします!

ピカピカになってきましたね!
ここもしっかり体重をかけて、磨き上げます。
3〜ファイバーで仕上げ
ガリウムのファイバーテックスで最後の仕上げをしていきます。
正直なくても良いですw
緑→白の順番で、ノーズからテール方向にかけていきます。
緑のファイバーは優しく撫でる程度で、力を入れ過ぎないこと!(ワックスが剥がれ過ぎてしまうので)
白は艶が出る程度の力で。軽く押さえつけて、滑らす感じです。緑よりは強いかな
4〜フィニッシュパッドで静電気除去
最後にフィニッシュパッドでソール面の静電気を除去します。

静電気を除去することで、せっかくキレイにしたソール面にワックスの削りカスやゴミがつくことを抑えることができます。
一応、滑走性も上がるんだとか…
完成!&まとめ
完成形がこちら!
まずは先ほども出した写真
Before
After
細かな傷も見えなくなるくらい、ピッカピカです!
個人的にはこうなった板を手で撫でるのが大好きです(笑)
ここまで、ホットワックスの重要性なんかもお話ししてきましたが、この工程を見ると正直「しんどい…」となる方のほうが多いと思います。
ゴミも出るし、ワックス台がないと厳しいし、広い場所がないとなかなかできないですよね〜。
おそらく我が家もこれを家の中でやろうもんなら、間違いなくカミさんにキレられますorz
と言うわけで、次回はホットワックスをなかなかかけれない方への救世主!
「フィールドアースのリキッドワックス」のかけ方をご紹介します、お楽しみに!
“大事なスノーボードやスキーにワックスを掛けよう!〜ホットワックス編〜” への1件のフィードバック